微小変化型ネフローゼ症候群、3回目の再発の入院記録

微小変化型ネフローゼ症候群の3回目の再発時の備忘録

涙がとまらない

なんか、涙が止まらなくなってきちゃった。

なんだろう、悲しいのかな、しんどいのかな、つらいのかな、うれしいのかな、わからないけど、涙が止まらなくなってきちゃった。

 

なんなのか、わからないけど、涙が止まらない。

疲れちゃったのかな。

 

ひとりぼっちじゃないって、思えたのかな。

わからないけど、涙が止まらない。

 

 

子どもを持つのが怖くて、ずっとずっとこわくて、生理痛も、座薬を1日に3回入れても効かないくらいひどくて、ずっとピルを飲み続けていた。それでも、夫と話し合って、たくさん喧嘩して、ぶつかって、妊活を始めようって決断して、ピルを辞めて、1か月でネフローゼ症候群になった。

 

注文住宅を考え始めたところだった。工務店ハウスメーカーをまわりはじめたところだった。

未来を見据えて、前に進めたところだった。

 

歩けなかったし、食べれなくなった。

病気をきっかけに、ずっと私を縛っていた実家との縁を切った。

 

退院したら、10年ぶりに、高校時代の親友に会う予定だった。不倫や、シングルマザーを経験して、それでも、もうすぐ再婚するんだって嬉しそうに私の入院中に連絡をくれた。会う予定だったころ、親友は「つわり」になった。子どもを授かったって嬉しそうだった。大切なパートナーにも出会えたから紹介するねって。

親友は、会う前に、突然死した。会う約束を、体調が整ったら、お互い会える時にってしていたら、会えなくなった。お葬式で、再会した。

そのあと、私もすぐに再発して、また入院した。24時間点滴につながれて、何度も大泣きした。パニックになった。

 

そのあとブログを始めた。たくさんの友だちができた。

仕事は辞めた。やることがなくなった。

 

10か月後、また、再発した。発症してから、1年経った、がんばってきたご褒美の旅行の出発日に、私は、救急外来にいた。映画の世界なのかと思った。地鎮祭や着工式の翌日だった。

ブログをはじめて、できた大切な友だちに、また会いに行く大切な旅行だった。

 

こんなドラマチックな人生はあるのだろうか。

そんなバカなことを思う。笑って、今の、この1年のことを、話せる日が来る時が来るといいなって思う。私の人生も、色々あったのよって、面白いでしょ?って笑って話せるときが来るといいなって思う。

 

なんか、涙が止まらない。